中央銀行によるデジタル通貨発行、早期着手には利点も
ECBの調査によると、デジタル通貨発行を検討している中央銀行は早期に着手することによって利点を得られる可能性があると報告した。ブルームバーグが伝えた。
ECBのリサーチャー3人が調査したところによると、デジタル通貨を持たない国は、デジタル通貨を持つ国で何か衝撃が発生した際、それによって受ける影響に一段と強力に対応せざるを得ず、金融政策への統制をある程度失う可能性があるという。同リサーチャーは「中央銀行のデジタル通貨を早期に投入することによって、発行者は先発者利益を得られる可能性がある」と指摘した。
中国では既に中国人民銀行が消費者参加型の試験運用を行っており、デジタル通貨への取り組みは大きく進展している。

執筆者 : MINKABU PRESS
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