ゴールドマン、投資銀行とトレーディング部門がともに予想上回る=ダウ採用銘柄
ゴールドマンが取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を公表しており、投資銀行部門やトレーディング部門の収益が予想を上回った。トレーディング部門では、株式部門は冴えなかったものの、FICC(債券・為替・商品)部門が好調だった。
投資銀行部門については、全体の新規株式公開が増加したことで、株式の引受収益が大幅に増加したことが寄与している。また、社債発行引受からの収益も増加した。一方、企業向け貸付は減少し、投資銀行部門の受注残高は、前四半期末からは大幅に増加したものの、前年比では僅かに減少している。
ただ、株価は取引開始直後は買い先行で始まったものの、すぐに戻り売りに押され、伸び悩む動きが見られている。
(7-9月・第3四半期)
・1株利益(調整後):9.68ドル(予想:5.52ドル)
:純収入:107.8億ドル(予想:94億ドル)
トレーディング収益:45.5億ドル(予想:44.1億ドル)
FICC:25億ドル(予想:22.7億ドル)
株式:20.5億ドル(21.4億ドル)
・投資銀行:19.7億ドル(予想:17.5億ドル)
・純受取利息(NII):10.8億ドル(予想:11億ドル)
(NY時間10:24)
ゴールドマン 211.50(+0.69 +0.32%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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