オラクルが上昇 「ＴｉｋＴｏｋ」でトランプ大統領が提携案を概念の面で承認＝米国株個別

　オラクルが上昇。トランプ大統領が先週末、動画投稿アプリ「ＴｉｋＴｏｋ」の米事業を巡るオラクルの提携案を概念の面で承認したことを明らかにした。オラクルと「ＴｉｋＴｏｋ」は新会社「ＴｉｋＴｏｋグローバル（仮）」を設立し、ウォルマートもそこに参加する。

　トランプ大統領は、今回の取引に関して米政府への支払いを求めていた自身の要求を満たすとの見方を示したほか、本社がテキサス州に置かれるとし、少なくとも２万５０００人が採用される見通しだと述べた。新会社は教育基金に５０億ドルを寄付することで合意したとも述べた。

　今回の計画を進めるには中国政府の承認も必要になるが、ＴｉｋＴｏｋの親会社であるバイトダンスは、中国当局の承認が得られるとの自信を深めているとも伝っている。

　バイトダンスは新会社の評価を６００億ドルと見込んでいる。オラクルとウォルマートはの新会社の株式をそれぞれ１２．５％、７．５％取得する権利を持つとも伝わっているが、その場合、両社は計１２０億ドル支払うことになる。

（NY時間09:45）
オラクル　61.49（+1.74　+2.92%）
ウォルマート　136.87（+1.58　+1.16%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美