【注目材料】民主党に続き、今週は共和党も全国大会 大統領選いよいよこれからが本番へ~米共和党全国大会
24日から27日にかけて行わる米共和党全国大会が、相場にも大きな影響を与える11月3日の米大統領選に向けた一つの目途となりそうです。
17日から20日にかけて行われた米民主党全国大会では、20日にバイデン前副大統領が指名受託演説を行い、大統領選の民主党候補として正式に決定しました。
24日から始まる共和党全国大会では最終27日にトランプ大統領が指名受託演説を行い、共和党候補として正式に決定し、今後大統領選に向けた選挙戦が正式にスタートします。
現在の世論調査ではバイデン前副大統領がトランプ大統領をリード。初の黒人副大統領候補となるハリス上院議員の人気もあり、優位に選挙戦に臨むことが期待されています。
毀誉褒貶のあるトランプ大統領ですが、米株が史上最高値を付けるなど、マーケットという面でみると、高い評価があります。一方バイデン副大統領は法人減税の廃止、高所得者層への課税強化などを打ち出しており、株安の動きを誘うとみられているだけに、このままバイデン氏が優勢を保つとドル売りが広がる可能性があります。
ただ、前回の大統領選でもトランプ大統領は劣勢との下馬評を本番でひっくり返しました。今回も大差というほどの差はついておらず今後の選挙戦動向や、新型コロナウイルスの感染拡大状況次第では逆転が十分にあり得ます。
11月3日の大統領選本番までは各社による世論調査動向などをにらみながらの展開が続くと見られます。
MINKABU PRESS 山岡和雅

執筆者 : MINKABU PRESS
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