ポンド、英信用リスクから緊縮財政と利下げの組み合わせへと移行=NY為替
きょうのポンドドルは1.36ドル台前半で上下動しており、方向感のない展開が続いている。一時1.3575ドル近辺まで下落し、21日線を下回る場面も見られたものの、その水準は維持されている格好。上向きのトレンドは持続している。
ただ、労働党政権が福祉改革案を撤回したことによる影響が続いており、それがポンドの重石となっているとの指摘も出ている。与党労働党内の反発を受けて、英政府は福祉法案での大幅な譲歩を行った。
その結果、今後の増税が予想され、それにより、ポンド安の理由が、これまでの英国の信用リスクから、より通常の形である財政引き締めと金融政策の緩和の組み合わせへと移行しているという。
GBP/USD 1.3610 GBP/JPY 198.95 EUR/GBP 0.8609
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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