ポンドドル チャート的にはもう一段の上値期待も、ネガティブな声も多い=NY為替
ドル安の流れが続く中でポンドドルも買い戻しが優勢となっており、1.30ドル台後半まで戻している。きのうは1.30ドル割れを試す動きも見られたものの、依然として1.30ドルちょうど付近の買い圧力は強く、その水準を維持している。8月に入ってから戻り売り圧力が強まるものの、1.30ドル台の水準はしっかりと維持されており、高値圏でのもみ合いとなっている。
チャート的にはもう一段の上値も期待できそうな流れではあるが、市場からはネガティブな声も多い。感染第2波による再封鎖のリスクとEUとの貿易交渉への不透明感、そして、英中銀による追加緩和期待など、ネガティブな材料をあげれば枚挙にいとまがない状況。
前日の第2四半期の英GDPは前期比で20.4%の急落だったが、ポンドの反応は限定的だった。ただ、楽観的になる理由は見当たらないとの声も多く、ポンド下落を見込む声は少なくないようだ。
GBP/USD 1.3086 GBP/JPY 139.87 EUR/GBP 0.9034
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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