ドル売りやや優勢も限定的。豪ドル雇用統計の好結果を受けた買い続かず=東京為替概況
13日の東京市場でリスク選好からのドル売りも限定的な動きにとどまった。
ユーロドルが昨日海外市場の高値に並ぶ1.1817を付け、その後も1.18台での推移が続くなど、しっかりの展開に。
クドロー米国家経済会議(NEC)委員長が昨日、米中の貿易合意は順調と発言したことなどを受けて、警戒感がやや後退し、リスク選好からのドル売りの動きにつながっている。
昨日一時107円台を付けたドル円は106円台後半での推移。107円台を付けた後すぐに調整が入り、その後NY昼にかけてのドル買い円売り局面が106円98銭までにとどまったことなどが、ドル円の重石となった。
朝からやや頭の重い展開で106円80銭台から106円60銭前後まで下落。もっとも安値はそこまで。その後は106円60-80銭のレンジ取引が続く展開に。
昨日海外市場で126円22銭を付け、ここ二日で1円90銭近い大幅上昇を見せているユーロ円は126円ちょうど前後でのもみ合い。上昇トレンド継続も126円台の買いに慎重でもみ合いが続いた。
10時半に発表された豪雇用統計は、雇用者数が予想を超える伸びを示す好結果。内訳をみると非正規だけでなく正規雇用もしっかり伸びる構内用に。この結果を受けて豪ドルは対ドルで0.7180台に。もっとも11日に付けた0.7190を超えきれず、その後は調整の動きに0.7160台での推移に。豪ドル円は76円69銭前後までと、ドル円の水準もあって昨日海外市場の高値にも届かず、その後76円40銭台に値を落としている。
MINKABU PRESS 山岡和雅

執筆者 : MINKABU PRESS
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