アジア株 上海株は小動き、米中対立激化懸念が重石に オセアニア株は冴えない、NZの「第2波」を警戒

アジア株　上海株は小動き、米中対立激化懸念が重石に　オセアニア株は冴えない、NZの「第2波」を警戒

東京時間14:11現在
香港ハンセン指数　　 25184.53（-59.49　-0.24%）
中国上海総合指数　 3319.28（+0.02　+0.00%）
台湾加権指数　　　　 12727.38（+57.03　+0.45%）
韓国総合株価指数　 2444.14（+11.79　+0.48%）
豪ＡＳＸ２００指数　　　 6078.60（-53.45　-0.87%）
NZSX浮動株50トータルリターン　 11514.71（+22.80　+0.20%）
インドＳＥＮＳＥＸ３０種　 38458.37（+88.74　+0.23%）

アジア株はまちまち。
上海株は前営業日終値を挟んで推移、米中対立の激化懸念が重石に。トランプ米政権は13日、中国企業のファーウェイ、ZTE、ハイクビジョン、ハイテラ、ダーファテクノロジーの5社の製品を使う企業に関して、米政府との取引を禁止する規則を施行した。

豪州株は下落。金融や医療品、資本財関連が安い。一方、ニュークレストマイニングやセントバーバラなど、前日に急落した金鉱株は買い戻されている。NY金はきのう大幅下落し、約3週間ぶりに1オンス＝1900ドル台を割り込んだ。
ビクトリア州で13日、新型コロナウイルス感染者が新たに278人が確認された。前日の410人から大きく減少。1日あたりの感染者数としては約3週間ぶりの低水準となった。ビクトリア州では7月初めからロックダウンが導入されており、効果が出ているとの期待が高まっている。

NZ株は反発も上値の重い展開。NZ中銀副総裁は13日、国内で再び新型コロナウイルス感染が拡大し、ロックダウンが長期化する場合、NZ中銀は金融刺激策の追加を検討せざるを得なくなると述べた。
同国では11日、102日ぶりに新型コロナウイルスの感染者が確認された。感染したのは最大都市であるオークランドに住む一家4人で感染経路は不明。これを受け、3日間のロックダウンが導入されたが、既にオークランド以外の地域でも感染が広まっている可能性があり、同国での感染「第2波」が懸念されている。13日には新たに13人の新規感染者が確認された。アーダーンNZ首相は、14日にもロックダウンを巡り次のステップについて決定するとしている。