【これからの見通し】引き続き株式動向にらみ、ドル安は継続中

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 ドル安の流れが続いている。週末を挟んでドル高方向への調整が入り、やや流れが滞ったものの、足元では再びドル安の動きが優勢になっている。引き続き株式動向をにらむ展開となっている。きょうは米株先物(時間外取引)やアジア株などには調整の動きが入っているが、現状では限定的な下げにとどまっている。高値警戒感との心理的な葛藤をこなしつつ、下値での買い意欲も健在だ。現時点では、ドル安の流れに大きな波乱は見られにくい状況だ。

 新型コロナ感染拡大の際立った深刻化、米中などの政治摩擦、商品市況の突然の崩れなど、新たな不安材料には注意しつつも、米金融当局の超緩和政策の長期化との市場のカンフル剤が切れない状況とあって、市場の悲観的ムードは影を潜めているようだ。

 今週金曜日の米雇用統計が注目されるなかで、きょうは米ADP雇用者数(7月)が発表される。事前予想では120万人程度の増加が見込まれている。前回6月の236.9万人増からは約半分の増加ペースに落ち着く見込み。これを雇用市場の落ち着きと捉えるのか、回復ペースが後退しているとみるのか、市場のセンチメントを推し量る格好の材料となりそうだ。

 そのほかの経済指標発表予定は、ドイツ、ユーロ圏、英国などの非製造業PMI・確報値(7月)、ユーロ圏小売売上高(6月)、米MBA住宅ローン申請指数(31日までの週)、米貿易収支(6月)、カナダ国際商品貿易(6月)、米製造業業PMI・確報値(7月)、米ISM非製造業景気指数(7月)、ブラジル中銀政策金利 など。米ISM非製造業景気指数は7月分の初出の数字となり、注目度は高そうだ。事前予想は55.0と前回の57.1からの低下が見込まれている。

 イベント関連では、黒田日銀総裁、イエレン前FRB議長などがWithコロナ時代の中央銀行について講演を行う。メスター・クリーブランド連銀総裁がバーチャルイベントに参加する。米週間石油在庫統計が発表される。米主要企業決算は、CVSヘルス、スクエア、オフィスデポ、モデルナなど。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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執筆者 : MINKABU PRESS

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