ドル円、午後に入ってドル買いがやや優勢、下値売りに慎重=東京為替概況
昨日の海外市場で104円台を再びトライしたドル円。ロンドン市場で104円80銭前後を付け、FOMCでパウエル議長が今後の道筋は極めて不透明と慎重姿勢を示したことなどで104円77銭近辺を付ける動きを見せた。その後105円台を回復するなど安値では買いが入って迎えた東京市場。朝方は104円台を付けるなど、頭の重い展開も、下値押しには慎重で105円00銭台を中心とした推移が続いた。午後に入ると、いったん調整ムードが広がる形でドル買い円売りが入り105円30銭近くまで。昨日の高値を超えて少し調整が強まる格好となった。
基調としてのドル売りは継続も、突っ込んだ動きへの警戒感が出ているとみられる。
昨日2018年9月以来の1.18台を付けたユーロドルは1.1760台での推移と高値から少し調整。ただ、昨日1.18台を付けた後の押し目が1.1750台までにとどまっており、高値圏推移が続いているという印象。2018年9月の高値1.1815を意識する展開が続いている。
ユーロ円は123円85銭と堅調地合いを維持。28日に124円近くを付けた後の押し目は123円00銭台までにとどまっており、上昇基調が続いている。
MINKABU PRESS 山岡和雅

執筆者 : MINKABU PRESS
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