アジア株は下げ渋り、米株先物が大幅反発 「第2波」懸念も下げすぎとの見方
アジア株は下げ渋り、米株先物が大幅反発 「第2波」懸念も下げすぎとの見方
東京時間14:08現在
香港ハンセン指数 24183.54(-296.61 -1.21%)
中国上海総合指数 2909.73(-11.17 -0.38%)
台湾加権指数 11403.87(-131.90 -1.14%)
韓国総合株価指数 2126.46(-50.32 -2.31%)
豪ASX200指数 5844.70(-115.94 -1.95%)
インドSENSEX30種 32757.76(-780.61 -2.33%)
アジア株は下げ渋り。米株先物が大幅反発していることからアジア株にも買い戻しの動きが見られる。
米国で新型コロナウイルス感染者数が200万人を突破。「第2波」の兆候が見られるとして警戒ムードが強まっている。高値警戒感による利益確定の売りにも押され前日の米株は暴落した。ダウ平均は1800ドル超安と史上4番目の下げを記録した。市場では、米国「第2波」襲来で米経済が深刻なリセッションに陥り、株価は二番底に向かうとの見方も出てきている。ただ、下げすぎとの見方から時間外では買い戻されている。14時時点でダウ先物は350ドル高。
米国同様、南米と中東でも「第2波」懸念が高まってきている。11日、ブラジル・サンパウロ市とリオデジャネイロ市は、大型商業施設の営業を再開した。リオデジャネイロ市は当初予定より1週間早く営業を再開、多くの人が詰めかけ混雑したもよう。サウジアラビアではイスラム教のラマダン期間中に外出した人が多かったことで感染者が急増した。
韓国株は2.31%安。首都ソウルで感染者が再び増加している。12日に新たに56人の新規感染者が確認された。韓国保健福祉相は、状況が悪化した場合は学校を再び休校にするなどの措置もあり得るとして、1日あたりの感染者数が10人を下回るまでは強化した防疫措置を続けると述べた。

執筆者 : MINKABU PRESS
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