ドル買い優勢、ユーロドルは1.09台前半へ=ロンドン為替概況

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ドル買い優勢、ユーロドルは1.09台前半へ=ロンドン為替概況

 31日のロンドン市場は、ドル買いが優勢。流れを主導しているのがユーロドルの下げ。ロンドン朝方の1.10台割れから一方通行で下落し、取引中盤には1.09台前半へと下押しされている。この日は3月ユーロ圏消費者物価速報が発表されており、前年比+0.7%と2月の+1.2%から伸びが大きく鈍化した。ただ、総じてドル買いが進行しており、ユーロ売りの面だけでは説明しにくい。月末を控えて今週はドル高方向に流れが転じており、フロー主導のドル買いの可能性も指摘されよう。明日以降の値動きが注目される。ドル円は108円台前半から後半へと振幅しており、東京午前の高値108.72レベルに接近する場面があった。ただ、クロス円は、その他通貨でのドル買いが優勢なことから売られている。ユーロ円は119円台割れ、豪ドル円は67円近辺から66円近辺へと下落。豪ドル/ドルは中国製造業PMIの急回復への反応が鈍く、ロンドンン市場では0.62近辺から0.61台割れへと下落している。そのなかで、ポンドは比較的堅調。対ドルでは1.23割れから1.23台後半まで反発、ポンド円も133円台前半から134円台へと買われている。特段のポンド買い材料は見当たらないが、対ユーロでのポンド買いフローが観測されている。欧州株は買いが先行したが、取引中盤には上昇力が鈍っている。NY株式市場待ちに。

 ドル円は108円台後半での取引。東京市場で仲値公示にかけて108.72レベルまで買われたあとは、ロンドン朝方にかけて108.10近辺まで反落。しかし、ロンドン市場ではドル買いの動きが強まり、再び108.70近辺まで上昇した。欧州株は買いが先行したが、その後は一部下げに転じる指数もあり、方向性はハッキリしていない。

 ユーロドルは1.09台前半での取引。序盤に1.10台を割り込んたあとは、売られ続けている。取引中盤には1.0927レベルまで安値を広げた。ユーロ円は119円台前半での揉み合いを下放れると、一時118.67レベルまで安値を広げた。この日は3月ユーロ圏消費者物価速報が発表されており、前年比+0.7%と2月の+1.2%から伸びが大きく鈍化した。加えて、総じてドル買いの流れが強まっておりユーロが相対的に売られやすかった面も。対ポンドでのユーロ売りも顕著さった。ただ、月末特有のフローの可能性もある、明日以降の値動きには注意が必要。スペインやドイツなど感染者数の増加が報じられているが、やや増加ペースが鈍っているとの分析もあった。3月ドイツ失業者数の増加はわずか1千人にとどまり、事前予想2万5千人増を大幅に下回ったが、ユーロ相場に反応はみられなかった。

 ポンドドルは1.23台半ばでの取引。各主要通貨に対してドル買い圧力が広がるなかで、比較的ポンドドルは堅調。序盤に1.23台割れとなる場面があったが、その後は持ち直している。ただ、東京高値を上回るには至らず1.2370台までの値動きにとどまっている。ポンド円は序盤に133.20近辺まで下落したあとは、134.35レベルまで高値を伸ばした。対ユーロでの買いフローが下支えとなっていた。第4四半期の英GDP確報値は、前期比横ばい、前年比+1.1%と速報値からの変化はなかった。 

MINKABU PRESS 松木秀明

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執筆者 : MINKABU PRESS

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