修正:反発、大暴落後の反動で買い戻しがやや優勢に=NY原油概況
NY原油先物5月限(WTI)(終値)
1バレル=23.36(+0.73 +3.23%)
ニューヨーク原油は反発。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比0.73~1.12ドル高。その他の限月は0.98~1.37ドル高。
先週までの大暴落で売りが一巡した。感染が拡大する新型コロナウイルスを抑制するため、経済活動の自粛や制限によって本来の需要が破壊され深刻な景気後退が警戒されているが、節目の20ドルをすでに達成していることから買い戻しが優勢だった。米連邦準備理事会(FRB)が今月3回目となる臨時の米連邦公開市場委員会(FOMC)を行い、7000億ドルとしていた量的緩和(QE)を無制限とすることを決めたことも支援要因。
時間外取引で5月限は20.80ドルまで下落後、プラス圏に浮上したが上値は伸びず、前営業日の終値を挟んで上下した。通常取引開始後もプラス圏とマイナス圏を行き来したものの、引けにかけては買いが優勢となり23.73ドルまで上げた。
MINKABU PRESS
※本文の第2段落を修正しました

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。