広告を非表示にする
ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

米PMIが弱くドル売り強まる 感染の米企業への影響に改めて警戒感=NY為替前半

為替 

 きょうのNY為替市場はドル売りが強まっており、ドル円は111円台半ばまで一時戻り売りを強めている。この日発表のマークイットの米PMIが49.6と景気判断の分岐点である50を下回り、2013年以来の低水準に低下したことが嫌気されている。この発表を受け、米30年債利回りが過去最低水準に低下。弱い米企業景況感指標で、市場ではウイルス感染の米企業への影響に改めて警戒感を強めた模様。

 これを受けて米利下げ期待が市場に広がっており、CMEがFF金利先物の取引から算出しているFEDウォッチでは、年内の0.5%の利下げを織り込む動きが見られている。直近の米地区連銀総裁は年内の据え置きに言及している総裁が多いが、一方で状況が変化すれば、利下げの選択肢にも言及している。 

 ユーロドルの買い戻しが加速し、一時1.0865ドル付近まで上昇。ロンドン時間にドイツやユーロ圏のPMI速報値が発表になっていたが、予想ほど弱くはなかったことでユーロ買いの反応も見られていた。ただ、上値抵抗も根強く、強いレジスタンスとなっていた1.0820ドル水準に上値を拒まれていた。しかし、NY時間に入ってその水準を突破し、ショートカバーを活発化させているようだ。

 ユーロドルは今年に入って下げが続き、2月に入るとその動きは加速している。ウイルス感染による中国経済の低迷が、ユーロ圏にも影響するとの見方が強く、また、今年も米経済が1人勝ちとの見方によるドル買いのカウンターとしてユーロは対ドルで売りが強まっていた。その過程でさすがに下げ過ぎ感も強まっていたこともあり、きょうは買い戻しを強めている。きょうの反転が、リバウンド相場の足掛かりとなるか、来週以降の動きが注目される。

 ポンドドルも買い戻しが強まっている。ロンドン時間には1.28ドル台に下落していたが、NY時間に入って1.2980ドル近辺まで買い戻される場面も見られた。反応は限定的だったが、この日発表の英PMIは製造業が景気判断の分岐点となっている50を回復するなど好調な内容となった。1-3月のGDPが前期比0.3%増を期待させる指標となっている。

 3月に発表される予算案への期待感もあり、12月の総選挙以来の回復が続いている印象だが、一部からは、回復の動きは一時的で英中銀は年内に計0.75%の利下げを実施し、ゼロ金利に持って行くとの見方も出ている。中国のコロナウイルス感染の影響が、英景気回復の不確実性を高めると見ているようだ。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

為替ニュース/コラム

一覧を見る

注目ニュース

新着ニュース

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

主要通貨レート

FX口座 カテゴリランキング

パートナーズFXnano 42

ドル円 0.0 銭(原則固定・例外あり)
ユーロ円 0.0 銭(原則固定・例外あり)
ポンド円 0.0 銭(原則固定・例外あり)

ヒロセ通商 16

ドル円 0.2 銭(原則固定・例外あり)
ユーロ円 0.4 銭(原則固定・例外あり)
ポンド円 0.9 銭(原則固定・例外あり)

セントラル短資FX 16

ドル円 0.2 銭(原則固定・例外あり)
ユーロ円 0.4 銭(原則固定・例外あり)
ポンド円 0.6 銭(原則固定・例外あり)
FX口座 スプレッド比較

GMOクリック証券 55

ドル円 234
豪ドル円 125
トルコリラ円 43

LIGHTFX 54

ドル円 233
豪ドル円 114
トルコリラ円 43

GMO外貨 51

ドル円 225
豪ドル円 117
トルコリラ円 35
FX口座 スワップ比較

▶︎ 総合ランキングはこちら

直近24時間の重要経済指標

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます