【これからの見通し】岐路に立つか、新型ウイルスの実体経済への影響を注視

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【これからの見通し】岐路に立つか、新型ウイルスの実体経済への影響を注視

 きょうの東京・アジア市場はリスク回避ムードが優勢。中国に部品供給や製造を頼っているアップルの第2四半期の業績目標が未達となるとの報道が市場にショックを与えている。これまでは、新型コロナウイルスの感染者数の増加具合や、中国政府・当局などの景気対策が話題となってきたが、次第に個別企業の業績への影響といった「実体経済」へと市場の視線が移動してきているようだ。今後、アップルのようなグローバル企業の業績動向への影響が注視されることとなりそうだ。

 きょうは円高の動きが優勢。ドル円は109.66レベルまで軟化する場面があり、110円台が遠のいてきている。クロス円の全般に上値重く推移しており、豪ドル円は73円台後半から前半へと下落している。昨日は独DAX指数が最高値を更新するなど、市場は上げ潮ムードだったが、このあとの欧州および米国市場はどうなるのか。最高値更新の動きが止まるようだと、利益確定モードに入ってくる可能性もあり、円相場ともどもきょうは相場の分岐点となることが警戒されよう。

 この後の海外市場で発表される経済指標は、香港雇用統計(1月)、英ILO雇用統計(10-12月)、ドイツZEW景況感指数(2月)、NY連銀製造業景気指数(2月)、米NAHB住宅市場指数 (2月)、対米証券投資(12月)などが予定されている。英雇用統計では賃金上昇が注目されそうだ。週平均賃金は前年比+3.0%と予想されており、前回の+3.2%からは伸びが鈍る見込み。ドイツZEW景況感指数は、新型ウイルスへの警戒感もあって事前予想は22.0と前回の26.7から低下する見込み。対するNY連銀指数は5.0と前回の4.8からの上昇が想定されている。

 金融当局者の発言関連では、パネッタECB理事の講演が予定されている。また、アップル決算が市場にショックを与えたあととあって、米企業決算にも注目が集まりそうだ。きょうは米小売大手ウォルマートの決算が発表される。また、ロンドン朝方には欧州の新車登録台数も発表される予定。

MINKABU PRESS 松木秀明

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執筆者 : MINKABU PRESS

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