今夜から明朝の注目材料は=外為どっとコム総研 神田卓也
今夜から明朝の注目材料は
東京市場のドル/円は、イランが米軍のイラク駐留基地をミサイルで攻撃した事から約3カ月ぶりに107.60円台へと急落。ただ、泥沼化は避けられそうとの見方が強まると108.40円台まで急速に値を戻すなど乱高下しました。欧米市場の動きが気になるところですが、まずは注目材料を確認しておきましょう。
1/8(水)
16:00 独11月製造業新規受注
16:45 仏11月貿易収支
16:45 仏11月経常収支
19:00 ユーロ圏12月消費者信頼感指数
19:00 ユーロ圏12月経済信頼感指数
22:00 デギンドスECB副総裁講演
22:15☆米12月ADP全国雇用者数
24:00 ブレイナードFRB理事講演
24:30 EIA週間原油在庫統計
27:00 米10年債入札(240億ドル)
29:00 米11月消費者信用残高
---- 英議会、EU離脱関連法案審議(9日まで)
1/9(木)
09:30 豪11月貿易収支
10:30 中国12月消費者物価指数
※☆は特に注目の材料
イランの対米報復攻撃を受けて市場は荒れ模様ですが、イラン外相が報復終了を示唆するなど、衝突回避の兆しも見られます。欧米市場がこうした動きをどう受け止めるのか、彼らのリアクションが本日最大の注目ポイントになりそうです。なお、今夜は米12月雇用統計の前哨戦として米12月ADP全国雇用者数が発表されますが、ドル/円は反応しにくい地合いかもしれません。
執筆者 : 神田卓也|株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 証券株式会社を経て、1991年㈱メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年同社入社。