【東京市場】ポンド売り強まる
ドル円は朝方に直近高値を超えて108円95銭を付ける動きを見せたが、109円手前の売りを崩せず、その後は値を落とす展開に。108円56銭までと、108円台半ばを維持しているものの、ポンド円の売りなどに押された。
日銀金融政策決定会合は一部で期待されていたフォワードガイダンスの変更もなく現状維持。声明ではモメンタムが損なわれる惧れが高まる場合には躊躇なく追加的な金融緩和措置との言及があり、警戒感をより強める格好に。
ポンドは売りが加速。合意なき離脱リスクの高まりに昨日大きく値を落としたポンドは、東京市場でも朝から軟調。ポンドドルは1.22をあっさり割り込むと1.2110台まで値を落とす展開に。2017年3月の安値1.2110に迫る動きとなっている。ポンド円も132円台を割り込むと売りが強まり131円60銭台まで。今年1月3日にフラッシュクラッシュ気味に円高が進んだ1月3日の131円70銭を割り込んだ。
minkabu PRESS編集部 山岡和雅