FOMC前にトランプ大統領の口先介入は続く 小幅な利下げでは不十分=NY為替
きょうもドル買いが優勢となっており、ドル円は109円手前まで上昇している。今週のFOMCでは0.25%の利下げが確実視されており、その後のパウエルFRB議長の発言などに注目が集まっている。
しかし、先週末の米GDPもそうだったが、6月FOMC以降の経済指標は好調な内容が多く、市場の期待ほど利下げは出来ないのではとの見方も出ている。米経済指標だけからは利下げは正当化できない。FRBは世界経済や貿易問題の不透明感からの予防的利下げとしているが、限界もあるとも見られているようだ。
FOMCを前にトランプ大統領の口先介入が続いている。大統領はツイッターで、「米金融当局の動きは全て誤っている。小幅な利下げでは不十分だが、いずれにせよわれわれは勝利する!」とツイートした。
ただ、為替市場の反応はいまのところ限定的。
USD/JPY 108.83 EUR/USD 1.1143
minkabu PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。