月次英GDPはプラス回復も第2四半期はマイナス成長との見方根強い=NY為替
きょうの為替市場はパウエルFRB議長の議会証言を受けてドル売りが強まっており、ポンドドルは1.25ドル台まで買い戻されている。ポンドドルは年初来安値更新が続いていたが、きょうは下げ一服といったところ。ただ、対円やユーロでは上値の重い展開が続いている。
きょうは5月の月次英GDPが発表され、前月比0.3%と前月のマイナスからプラスに回復していた。製造業のプラスは寄与した模様で、EU離脱に絡んで閉鎖していた自動車生産工場が操業を再開し生産が通常通りに回復したことが寄与した模様。自動車生産は前月比で24%増加している。
しかし、エコノミストの間では今回の回復をもってしても、第2四半期のマイナス成長は回避できないとの見方が根強い。
*英GDP(5月)17:30
結果 0.3%
予想 0.3% 前回 -0.4%(前月比)
GBP/USD 1.2503 GBP/JPY 135.62 EUR/GBP 0.9000
minkabu PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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