パウエルFRB議長の議会証言が始まる=NY為替
ドル円は108.60円近辺、ユーロドルは1.1245ドル近辺で推移している。先ほどからパウエルFRB議長の下院金融委員会での半期に一度の議会証言が始まっている。NY時間に入って直ぐに証言原稿が事前に伝わり、為替市場はドル売りの反応を強めた。
議長は、「6月FOMC以降、貿易問題を巡る不確実性と、世界経済に対する懸念が引き続き米経済の見通しを圧迫しているようだ」と述べた。「インフレ圧力も抑制されたまま」とも指摘した。市場は今月末のFOMCでの利下げの可能性を示唆したものと受け止めているようだ。
ただ、今月末のFOMCでの利下げ自体は市場もかなり織り込んでいる面もあり、質疑応答などで、利下げ幅や年内の動向に何らかのヒントが示されるか注目される。
USD/JPY 108.60 EUR/USD 1.1243
minkabu PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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