カナダ中銀の政策委員会前にカナダドルの売買が活発化している模様=NY為替
ドル買い戻しの動きが続く中でドルカナダは買いが優勢となっており、一時1.31加ドル台に上昇する場面が見られた。一方、カナダ円は83.20円近辺まで上昇していたものの、83円ちょうど付近に伸び悩む動き。カナダ円についてはドル円の上げがサポートとなっている模様。
今週10日にカナダ中銀の金融政策委員会が予定されているが、それに向けてカナダドルの商いは活発に行われている模様。政策は据え置きが確実視されているものの、声明やポロズ総裁の会見で、最近のカナダドル高は経済を圧迫すると懸念を示すのではとの見方も出ている。
6月中旬以降、イラン情勢の緊迫化もあって原油相場が急速に買い戻されカナダドルも買い戻しが加速していた。カナダドルは対ドルで年初来高値を更新しており、ポロズ総裁から懸念が示されてもおかしくはない状況ではある。
イベントを前にカナダドルは調整の動きが活発に出ているものと思われる。
USD/CAD 1.3090 CAD/JPY 83.02
minkabu PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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