カーニー発言でポンド下落 下振れリスクへの言及がハト派に転じる可能性を市場にもたらす=NY為替速報
きょうのNY為替市場はポンドの売りが強まっており、ポンドドルは1.25ドル台に下落している。ポンド円も136円ちょうど付近まで下げ幅を拡大する動き。
カーニー英中銀総裁の発言が先ほど伝わり、「世界貿易の緊張が下振れリスクを高めた」と言及したことに敏感に反応している模様。「第2四半期の成長は弱いことが見込まれ、市場が利下げを予想していても驚きではない」とも述べていた。
前日の製造業に引き続き、きょうは建設業のPMIが発表になっていた。結果は43.1と予想を大きく下回り、統計開始以来の低水準となった。英企業の景況感は悪化が続いているが、これまで英中銀は経済のファンダメンタルズに関しては自信を覗かせ利上げの可能性への言及を続けている。
そのような中、きょうのカーニー総裁の下振れリスクへの発言は英中銀がファンダメンタルズに関してもハト派に転じる可能性を市場にもたらしたようだ。
GBP/USD 1.2594 GBP/JPY 136.06 EUR/GBP 0.8971

執筆者 : MINKABU PRESS
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