ポンドドルは21日線を下回る 英製造業のセンチメントの低下続く=NY為替
きょうのNY為替市場はドル買いが優勢となる中でポンドは売りが優勢となっており、ポンドドルは1.2635ドル付近まで一時下落し21日線を下回る動きを見せている。米中首脳会談を通過して市場はポジティブな反応を見せているものの、改めて世界経済への不安感も出ている。
この日は各国の製造業のPMIが発表になっていたが、いずれも弱い内容が相次いだ。英国も6月の製造業景気指数が発表され、48.0と3ヵ月連続で低下しており、統計開始以来の低水準となっている。英中銀はなお経済のファンダメンタルズには自信を示しているが、米中貿易問題やEU離脱が影を落としている模様。
ポンドドルは先月に直近安値1.2505ドルをつけたあと、リバウンドの動きも見せていたが、次第に上値が重くなっている。21日線を再び下回って来ており、明日以降の動きが警戒される。
GBP/USD 1.2635 GBP/JPY 137.06 EUR/GBP 0.8940
minkabu PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。