小反落、来週の米中首脳会談を控えて模様眺めに=NY原油概況
NY原油先物8月限(WTI)(終値)
1バレル=53.97(-0.14 -0.26%)
ニューヨーク原油は小反落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.14ドル安。その他の限月は0.34~0.15ドル安。
前日に大幅高となった反動から上値が抑えられた。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報では原油在庫が市場予想以上に減少したものの、買いは勢いづかなかった。来週のG20首脳会議で、トランプ米大統領と習近平・中国国家主席が通商問題について協議することから模様眺めムードが強い。米連邦公開市場委員会(FOMC)後も動意はあまり高まらなかった。
時間外取引で8月限は前日終値水準で小動きだった。通常取引開始後も方向感は限定的。53.50ドルまで売りが優勢となる場面があったものの、下値は広がらなかった。引けにかけては買いがやや強まったが、高値は54.61ドルまでだった。
minkabu PRESS編集部

執筆者 : MINKABU PRESS
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