大幅続落、米中貿易摩擦の悪化やEIA週報が重しに=NY原油概況
NY原油先物7月限(WTI)(終値)
1バレル=56.59(-2.22 -3.77%)
ニューヨーク原油は大幅続落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が2.22~2.21ドル安。その他の限月は2.18~0.96ドル安。
米株価指数の下値は限定的だったものの、米中貿易摩擦が悪化する方向にあることや、米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、原油在庫の減少幅が限られたことが重しとなった。中国商務省の報道官は、通商協議の合意のためには米国が中国の懸念に対処する必要あるとの認識を示している。
時間外取引で7月限は59.70ドルまで堅調に推移し、1ドル近い上げ幅となった。ただ、通常取引開始を控えて失速すると、通常取引開始後はマイナス圏に沈み、下げが加速した。終盤には56.33ドルまで下落し、3月以来の安値を更新した。
minkabu PRESS編集部

執筆者 : MINKABU PRESS
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