ダウ平均は一時358ドル安もムニューシン劉鶴発言で下げ渋る=米国株前半
NY株式10日(NY時間13:25)
ダウ平均 25782.73(-45.63 -0.18%)
ナスダック 7874.29(-36.29 -0.46%)
CME日経平均先物 21325(大証終比:+15 +0.07%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は続落。トランプ政権は2000億ドルの中国輸入品に対する関税を10%から25%への引き上げを発動した。トランプ大統領は「慌てる必要はない」と述べていた。市場では何を期待したらよいのかわからず、中国がどのような対応を取ってくるのか見極めたい雰囲気のようだ。そのような中で、米中貿易協議が長引くのではとの懸念から、きょうも売りが優勢となり、ダウ平均は一時358ドル安まで下げ幅を広げる場面も見られた。
ただ、昼過ぎになって買い戻しが見られている。2日目の米中貿易協議が午前で終了し、ムニューシン米財務長官と中国の劉鶴副首相の発言が伝わっていたが、ムニューシン米財務長官は「協議は建設的だった」と述べた一方、劉鶴副首相は「協議は非常に順調にいった」と述べていた。具体的な進展は何も見えていないが、一旦悪材料出尽し感が出ているのか、ショートカバーが入っているようだ。
ダウ採用銘柄ではアップルやインテルが下落しているほか、ユナイテッド・テクノロジーズ、ボーイング、キャタピラーなど中国関連中心に売りが優勢となっている。一方、ダウ・インク、ウォルマート、ユナイテッド・ヘルス、コカコーラがプラスに転じている。
ナスダックも続落。アマゾンやアップル、エヌビディアが下落しているほか、インテル、テスラも軟調。
配車サービスのウーバーがきょう上場。IPO価格の45ドルに対して初値は42ドルとIPOより低い水準で寄り付いている。
不動産サイト運営のジローが上昇。1-3月期決算を発表しており、売上高が予想を上回った。昨年立ち上げた不動産売買部門が予想以上に好調だった。
シマンテックが大幅安。決算が不調でクラークCEOの即日退任が発表された。ヒル氏を暫定CEOに起用。
ウーバー 44.69(-0.31 -0.69%)
ジロー 35.49(+1.92 +5.72%)
シマンテック 19.37(-2.81 -12.65%)
アルファベット(C) 1159.07(-3.31 -0.28%)
フェイスブック 187.70(-0.95 -0.50%)
ネットフリックス 359.62(-3.13 -0.86%)
テスラ 237.69(-4.29 -1.77%)
アマゾン 1878.27(-21.60 -1.14%)
エヌビディア 168.16(-2.03 -1.19%)
ツイッター 38.55(-0.24 -0.62%)
ダウ採用銘柄
J&J 138.02(-0.71 -0.51%)
P&G 105.04(+0.80 +0.76%)
ダウ・インク 53.63(+0.70 +1.33%)
ボーイング 351.55(-2.58 -0.72%)
キャタピラー 130.32(-0.88 -0.67%)
ユナイテッド 135.58(-1.28 -0.93%)
ビザ 159.59(-0.22 -0.14%)
ナイキ 83.53(+0.55 +0.66%)
ウォルグリーン 53.22(-0.34 -0.64%)
3M 175.50(+0.22 +0.12%)
エクソンモビル 76.12(+0.22 +0.29%)
シェブロン 121.14(-0.05 -0.04%)
コカコーラ 47.81(+0.41 +0.86%)
ディズニー 133.38(-0.21 -0.15%)
マクドナルド 198.86(+1.13 +0.57%)
ウォルマート 100.68(+1.14 +1.14%)
ホームデポ 193.43(-1.15 -0.59%)
JPモルガン 112.18(-0.34 -0.30%)
トラベラーズ 142.46(+0.63 +0.44%)
ゴールドマン 200.58(-1.05 -0.52%)
アメックス 117.44(+0.18 +0.15%)
ユナイテッドヘルス 240.05(+2.08 +0.87%)
IBM 134.53(-0.81 -0.59%)
アップル 196.63(-3.32 -1.64%)
ベライゾン 56.69(+0.21 +0.36%)
マイクロソフト 126.24(+0.74 +0.59%)
インテル 45.98(-0.64 -1.30%)
ファイザー 40.55(-0.09 -0.22%)
メルク 77.85(-0.48 -0.61%)
シスコシステムズ 52.98(+0.06 +0.11%)
minkabu PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。