日経大幅安の、650円安
どうも腑に落ちません。確かに、先行指標のダウ輸送株指数がこれまでどうしても25日線を上回ることができませんでした。ほかの指数がことごとく上回り、200日線すら上抜いていったのにもかかわらず、輸送株だけが取り残されていたわけで、今にして思えば、やはり輸送株の停滞こそ正しく、その他指数が高かったのは幻であったという結論になりますが、同じように今度は、これだけ急落したにもかかわらず、本来であればもっとも危険な投資商品であるジャンクボンドのETFは下がったとはいえ、依然としてすべての移動平均線を上回っているわけで、これはまったく矛盾です。ジャンクボンドから値崩れを起こさなければならないはずです。
従って、これまでの上げも、調子に乗り過ぎていたと言えますし、この下げもまた理不尽な下げであるということになるかもしれません。
いずれにしろ、これで日経平均は25日線割ていどかと思っていましたが、それどころではなく50日線まで割ってしまいました。
本来であればこれで相場は完全に本格的な下落相場に陥ったということになります。
プラスのセクター指数は皆無。グローベックス市場ではNYダウ工業株先物が、引け段階で160ドル安前後の気配切り下げ。一時場中、80ドル安程度まで下げ幅縮小していましたが、また売りなおされているようです。
これはアジア市場が大きく下げたことで、これを受けての動きのように見えます。