ユーロドルは買い戻しも21日線が強い上値抵抗に=NY為替
NY時間に入ってドル売りが優勢となっておりユーロドルは買い戻しが優勢となっている。この日発表のドイツの企業景況感指標は予想範囲内ではあったものの4年ぶりの水準に低下し、ドイツ企業のモメンタムの弱さが示された。ユーロドルはNY市場の序盤には1.1320ドル近辺まで値を落としていたが、1.1355ドル近辺まで戻している。ただ、本日1.1365ドル付近に来ている21日線の上値抵抗として機能しており、下向きの流れは続いているようだ。
先ほどビルドワドガロー仏中銀総裁の発言が伝わっており、ユーロ圏の成長は春か夏には回復するとの楽観的な見通しを示していた。新たな長期資金供給オペ(TLTRO)については、時が来ればECBは決定するだろうとの見通しを示していた。TLTROに関しては様々な様式が検討すべきとしている。
TLTROについてECBは、3月の理事会を判断を下す重要な場として位置づけているようだ。ユーロ圏の景気減速が深刻と判断した場合は実施の可能性が高まる。市場では3月の理事会で何らかのアナウンスが出て、発表は6月より前になるとの見方もあり、4月の可能性も有力視されている。5月は理事会はない。
EUR/USD 1.1339 EUR/JPY 125.51 EUR/GBP 0.8686
minkabu PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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