アンダーアーマーが上昇 リストラ策が実を結び決算好調＝米国株個別

　アンダーアーマーが商いを伴って上昇。１０－１２月期決算を公表しており、１株利益が予想を上回った一方、売上高は予想とほぼ変わらず。在庫が１２％減少し約１０億ドルとほぼ２年ぶりの水準に改善している。売れ行きの悪い商品を排除し、商品をどのように投入するか見直すなどリストラ策が実を結んだ格好。粗利益率も予想以上に改善した。

　ただ、１－３月期の売上高に関しては横ばいか若干の減少を見込んでいる。米国が引き続き減収を見込んでいるほか、海外についても鈍化を見込んでおり、予想を下回るネガティブな内容である。しかし、市場はそれ以上に１０－１２月期の改善を印象的に捉えているようだ。

（１０－１２月・第４四半期）
・1株利益（調整後）：0.09ドル（予想:0.04ドル）
・売上高：13.9億ドル（予想:13.8億ドル）
　　米国：6％減
　　海外：24％増
・粗利益率：45.1％（予想：44.7％）
・在庫：10.2億ドル

（１－３月・第１四半期見通し）
・1株利益（調整後）：0.85～0.95ドル（予想：0.91ドル）
・売上高：57億ドル（予想:58.1億ドル）

（NY時間14:40）
アンダーアーマー　22.14（+1.36　+6.54%）

minkabu PRESS編集部　野沢卓美