アラガンが下落 美容部門の売却を撤回=米国株個別
アラガンが商いを伴って下落。10-12月期決算を発表しており、1株利益、売上高とも予想を上回った。1-3月期の利益見通しは予想を下回っているものの、通期の利益見通しは従来予想を据え置いている。
市場が嫌気しているのは、美容部門の売却を撤回し、評価損を計上することを明らかにしたこと。アラガンは、物言う株主の圧力もあり、同部門と抗生物質部門の売却を検討していた。
2015年に買収した二重顎治療薬「カイベラ」の評価損54億ドルを計上した。同事業には、しわ対策にも使用される売れ筋の医薬品「ボトックス」などが含まれる。
(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):4.29ドル(予想:4.16ドル)
・売上高:40.8億ドル(予想:40.1億ドル)
・20億ドルの新規自社株買いの枠を承認
(1-3月・第1四半期見通し)
・1株利益(調整後):3.40~3.60ドル(予想:3.68ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):16.36ドル以上(予想:16.32ドル)
・売上高:150億~153億ドル(予想:154億ドル)
(NY時間14:45)
アラガン 146.82(-11.87 -7.48%)
minkabu PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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