ポンドは売り続く 5月の利上げ確率は50%以下に=NY為替チェック
ドル買いが優勢となる中、ポンドも戻り売りが強まっており、ポンドドルは一時1.40ドルちょうど付近、ポンド円は一時150円台まで下落した。前日のカーニー英中銀のBBCテレビでのインタビューを受けてポンドは急落していたが、きょうのその流れが続いている格好。
総裁は「年内の利上げの可能性に言及したものの、タイミングについては決めていない」と述べていた。市場では、確実視していた5月利上げに懐疑的な見方も出ているようだ。
短期金融市場で5月の利上げ確率は一時期90%程度まで高まっていたものの、きょうは50%以下まで落ち込んでいる。
ポンド円は21日線が150.80円付近に来ており、目先の下値メドとして意識される。一方、ポンドドルは21日線を下放れる動き。心理的節目の1.40ドルを割り込んだ場合、今月5日の安値1.3965ドルが下値サポートとして意識。
GBP/USD 1.4036 GBP/JPY 151.00 EUR/GBP 0.8754
minkabu PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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