ユーロ、フランス混迷の割にしっかりの印象 深刻な危機発展への可能性低いとの見方も=NY為替
本日はドル高が一服する中、ユーロドルは1.12ドル付近での推移が続いている。政治の機能不全に伴う財政赤字懸念からフランス国債の利回りが急上昇し、ユーロ圏市場に動揺が広がっている。独国債との利回り差は債務危機以来の水準に達し、他市場へも波及。
しかし、その割にはユーロはしっかりしている印象。今回の動揺が深刻な危機へ発展する可能性は低いとの見方も出ている。かつて危機に陥ったギリシャ等と異なり、現在のフランスの経常赤字は対GDP比1%未満と低く、対外依存度が抑えられている。
また、ECBは2022年に市場の混乱時に無制限で国債を買い入れる「伝達保護措置(TPI)」を導入。過去の教訓を生かした防衛網と堅調な経済構造により、連鎖的危機は抑え込まれるとの期待もあるようだ。
EUR/USD 1.1222 EUR/JPY 177.76 EUR/GBP 0.8425
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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