【これからの見通し】ドル円は158.00円前後での推移が続くか
【これからの見通し】ドル円は158.00円前後での推移が続くか
今週は目立った米経済指標の発表予定がなく、先週末から今月の米FOMC(連邦公開市場委員会)前のブラックアウト期間に入ったため、FRB(米連邦準備理事会)関係者の発言機会もない。そのためやや手掛かり材料に欠ける展開となっている。ドル円は157.50〜158.50円を中心とした推移が続きそうだ。先週注目された米消費者物価指数(CPI)が上振れしたことで一時ドル買いが強まったものの、その局面でも159円台に乗せきれなかったことで、159円手前の重さが強く意識されている。一方で、日米金利差を意識した買いもあって下値の堅さは根強い。米国の対露制裁の一時停止が決まったことで原油高が一服しており、この流れから市場全体でドル高が一服するようだと上値が重くなる可能性があるが、本日の東京市場では158円近辺から157.70円を付けた後、158.15円まで反発を見せた。ドル円の底堅さが印象付けられる動きとなっている。
この後も158.00円を挟んだ底堅い推移が見込まれる。ただ、158円台後半での上値追いには慎重姿勢が広がりそうで、値幅は限られると見られる。
ユーロドルは週末にフランスのデモが一部暴徒化したことなどを嫌気してユーロ売りが入ったが、その後反発を見せた。原油高の一服もあって下値支持は強い。ウクライナ情勢を巡り、プーチン大統領が米中との首脳会談を提案したとの報道などもユーロの支えとなっている。買い進む動きには慎重ながらも、押し目では買いが先行する展開となりそうだ。下値は1.11ドル台後半で底堅い動きを見込む。
ポンドドルは今週発表される英物価統計をにらむ展開。今月の英中銀金融政策委員会(MPC)での追加利上げはほぼ織り込み済みとなっており、焦点は12月MPCでの追加利上げの有無に移っている。インフレの高止まりが確認されれば、利上げ継続期待からポンド高に振れる可能性がある。
ユーロ円は方向感を欠く展開。ドル円の底堅さや原油高一服を受けたリスク選好の円売りなどが支えとなり、押し目買いが入りやすい地合いが続きそうだ。
ポンド円はユーロ円以上に堅調な動きが期待される。211.00円前後の上値抵抗水準を明確に上抜ければ、もう一段高への弾みがつく可能性がある。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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