ダウ平均は下落もナスダックは大幅高 インテルの好決算がサポート=米国株概況
NY株式24日(NY時間16:23)(日本時間05:23)
ダウ平均 49230.71(-79.61 -0.16%)
S&P500 7165.08(+56.68 +0.80%)
ナスダック 24836.60(+398.10 +1.63%)
CME日経平均先物 60055(大証終比:+335 +0.56%)
きょうのNY株式市場、ダウ平均は下落したもののナスダックは大幅高となった。インテル<INTC>が好決算を受けて大幅高となっていることがナスダックをサポート。
インテルの決算は、IT企業によるAIインフラへの大規模投資の恩恵を同社が受け始めていることを示した。ライバルのAMD<AMD>を始め、他の半導体関連株も買いが膨らんでいる。
AIの経済的可能性への期待の再燃で、このところの半導体関連は堅調な動き。企業業績や見通しが概ね予想を上回っていることから、投資家は同セクターがイラン情勢の影響を受けにくいと見ている模様。
ストラテジストは「今回の決算シーズンからの教訓は、ハイテク、特に半導体での優位性により米国のリーダーシップが戻ってきたことだ」と指摘している。「投資家は地政学からファンダメンタルズに注目を戻し、イラン情勢については、最終的に和平合意に至るとの見方を取っている」と述べた。
今後は、エネルギー供給リスクの手掛かりとして、海上輸送の状況が注視される。ホルムズ海峡で混乱が生じれば原油価格の高止まりにつながり、世界経済の重しとなる可能性がある。
米国とイランが土曜日に和平協議を行うと伝わり、米株式市場をサポートした模様。バンス副大統領は出席しないが、ウィトコフ特使およびクシュナー氏が対応する。イラン側はアラグチ外相。
また、米司法省がFRB本部ビルの経費に関するパウエル議長の刑事捜査を打ち切ると発表した。議会では、議長の刑事捜査が次期FRB議長の後任人事の承認手続きを遅らせる要因となっていたが、これで、今週に公聴会が開かれたウォーシュ次期FRB議長の承認に近づくと見ている模様。
ウォーシュ氏が就任すれば、利下げバイアスが活発化するとの見方もあり、短期金融市場でも年内のFRBの利下げ確率が若干上昇している。ただ、米株式市場の反応は限定的。
P&G<PG>が決算を受け上昇。既存事業売上高がこの1年超で最高の伸びとなったほか、販売数量も予想を上回った。セグメント別ではビューティー部門が好調。
半導体のマックスリニア<MXL>が決算を受け急伸。第1四半期は複数年に渡る成長フェーズの開始となり、特にデータセンター向けの光接続の需要拡大が成長を牽引した。
医療機器のエドワーズ・ライフサイエンス<EW>が決算を受け上昇。通期の売上高見通しを上方修正した。
成人向けオンライン学習のコーセラ<COUR>が決算を受け大幅安。決算は堅調だがインパクトに欠けると指摘も。
カジノ・ゲームエンターテインメントのボイド・ゲーミング<BYD>が決算を受け下落。株利益、売上高とも予想を下回った。ラスベガス地域での収益減少が響いた。
CATVなどブロードバンド大手のチャーター・コミュニケーションズ<CHTR>が決算を受け大幅安。家庭向けインターネットの純加入者数が予想以上に減少しており、モバイルの純増数も予想を下回り、弱さが目立った。
イーライリリー<LLY>が下落。業界の処方データで、主力の肥満症治療薬「ゼップバウンド」および新たに承認された経口薬「ファウンデイヨー」の処方数が市場の期待を下回ったことが背景。
インテル<INTC> 82.54(+15.76 +23.60%)
P&G<PG> 148.18(+3.56 +2.46%)
マックスリニア<MXL> 60.32(+26.07 +76.12%)
エドワーズ<EW> 84.15(+4.43 +5.56%)
コーセラ<COUR> 5.28(-0.69 -11.56%)
ボイド・ゲーミング<BYD> 83.88(-5.27 -5.91%)
チャーター<CHTR> 180.13(-61.65 -25.50%)
アップル<AAPL> 271.06(-2.37 -0.87%)
マイクロソフト<MSFT> 424.62(+8.87 +2.13%)
アマゾン<AMZN> 263.99(+8.91 +3.49%)
アルファベットC<GOOG> 342.32(+4.57 +1.35%)
アルファベットA<GOOGL> 344.40(+5.51 +1.63%)
テスラ<TSLA> 376.30(+2.58 +0.69%)
メタ<META> 675.03(+15.88 +2.41%)
エヌビディア<NVDA> 208.27(+8.63 +4.32%)
AMD<AMD> 347.81(+42.48 +13.91%)
イーライリリー<LLY> 883.96(-33.69 -3.67%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。





