【通貨別まとめと見通し】スイスフラン円 歴史的節目200円を突破し新天地へ
【通貨別まとめと見通し】スイスフラン円 歴史的節目200円を突破し新天地へ
先週から昨日(4月6日〜4月13日)までのまとめ
前週のスイスフラン円は、歴史的な心理的節目である200.00円を明確に上放れ、強烈な上昇トレンドを形成した。
安全資産としての需要と円独歩安:
中東情勢の緊迫化を背景に、安全資産とされるスイスフランに買いが集まった。一方で、円は実弾介入がないことへの見透かしから売られ、スイスフラン円は4月6日の安値199.12円付近から一本調子で上昇。4月13日には一時202.85円まで上値を伸ばした。
200円超えによるテクニカル的な加速:
長らく意識されていた200.00円の壁を突破したことで、達成感による売りよりも追随買いが勝り、ショート勢の踏み上げを誘発。ボラティリティを伴いながら騰勢を強めた。
SNBと日銀の政策ギャップ:
スイス国立銀行(SNB)の利下げ観測は一部にあるものの、インフレ抑制への信頼感とスイスフランの「実質的な強さ」が円の弱さと対照的に際立った。
テクニカル分析
トレンド: 極めて強い上昇トレンド。全ての時間足で上昇チャネルの上限を攻める展開である。
レジスタンス1: 203.51(4/14直近高値)
レジスタンス2: 205.00(次なる重要心理的節目)
サポート1: 201.40(4/13安値付近・ロールリバーサル)
サポート2: 200.00(最重要支持線・旧レジスタンス)
RSI (14時間足):
直近の数値は73.52。70ラインを超えて過熱圏にある。急騰の反動による利確売りが出やすい水準だが、トレンドが非常に強いため、50付近までの調整は限定的となる可能性がある。
MACD:
MACD値は0.356、シグナル値は0.380。高水準でのデッドクロスを形成しており、短期的には上昇スピードの鈍化や小休止を示唆している。ゼロラインより遥か上方にあるため、押し目形成の範囲内といえる。
今週のポイント
歴史的な高値圏にあるため、本邦介入への警戒が最大級となるほか、スイスの経済指標によるSNBの次手への思惑が焦点となる。
【メインシナリオ】堅調持続と204円台への定着
円安の地合いに変化はなく、一時的な調整を挟みつつさらなる高値を更新する動きを想定する。
想定レンジ:201.50 - 204.50
根拠: 200円の大台を突破したことで相場のステージが一段上がった。202円付近が新たな下値支持として機能すれば、205円の大台を試す展開が現実味を帯びる。
【対抗シナリオ】介入発動による急落(200円割れ)
日本当局による実弾介入、または地政学リスクの沈静化によるフラン売り・円買い戻しが発生した場合。
想定レンジ:198.50 - 203.00
根拠: 200円超えの局面は介入のターゲットになりやすく、発動時には2〜3円規模の急落が予想される。その場合、サポート2の200.00円を割り込み、198円台後半までの調整があり得る。
今週の主な予定と結果
スイス
04/16 15:30 生産者輸入価格 (3月) 前回 -0.3% (前月比)
執筆者 : MINKABU PRESS
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