【本日の見通し】中東情勢にらんだ展開続く
【本日の見通し】中東情勢にらんだ展開続く
米国・イスラエルとイランの停戦の脆弱性が警戒され、ホルムズ海峡も閉鎖された状況が続く中で、一時有事のドル買いが広がった。ドル円は159.30円前後まで上昇。イランはイスラエルがレバノンのヒズボラへの攻撃を強めていることに反発している。イスラエルがレバノンと直接の交渉を行うとの報道で、いったんドル売りとなり、ドル円も158.60円台に落とす場面が見られた。もっともイスラエルのネタニヤフ首相はレバノンへの攻撃を継続すると発言しており、下げ一巡後はドル買いとなり159円台を回復するなどの動きが出ている。
この後も中東情勢をにらみながらの展開が見込まれる。イランと米国・イスラエルによるパキスタンでの交渉が明日行われる中で、市場は神経質な推移となりそう。交渉は難航が見込まれ、どこまでの進展があるのかが不透明なだけに、どちらかに傾けたポジションを維持して週末を迎えることには躊躇する動きがありそう。
ドル円は158円-160円を中心に神経質な動きになると見込まれる。
なお、本日21時半に3月の米消費者物価指数(CPI)が発表される。米国の対イラン軍事作戦「オペレーション・エピック・フューリー(Operation Epic Fury)」は2月28日に開始しており、今回のCPIから影響が出てくる。影響の出やすいガソリン価格は2月から3月にかけて24%の上昇となっている。CPI前年比は2月の+2.4%から+3.4%まで一気に上昇する見込み。予想以上の伸びが強まっていた場合や、食品とエネルギーを除いたコアの伸びも大きかった場合などはドル買いとなる可能性がある。
ユーロドルは海外市場で一時1.1720ドル台まで上昇も、直近1.16台へ落としてきた。こちらも中東情勢をにらみつつの展開が見込まれる。ユーロ円は対ドルでのユーロの堅調さもあり186円台を付ける展開。この後も押し目では買いが出る展開か。
ポンドドルは一時1.3450ドル超えまで上昇。高値からは調整が入っており、ユーロドル同様にこの後は中東情勢をにらみつつの展開が見込まれる。ポンド円は一時213円台後半まで上値を伸ばした。この後も212円台などの押し目では買い意欲が見られそう。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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