アジア株 上海株1週間ぶり高値、防衛関連が大幅高 レーダー照射巡り日中主張異なる
アジア株 上海株1週間ぶり高値、防衛関連が大幅高 レーダー照射巡り日中主張異なる
東京時間11:12現在
香港ハンセン指数 25920.27(-164.81 -0.63%)
中国上海総合指数 3917.33(+14.55 +0.37%)
台湾加権指数 28111.24(+130.35 +0.47%)
韓国総合株価指数 4097.72(-2.33 -0.06%)
豪ASX200指数 8606.40(-28.18 -0.33%)
アジア株はまちまち、材料難で方向感に欠ける。
豪州市場では豪中銀のタカ派転換が警戒されている。今週の会合では政策金利を据え置く見通しだが、インフレ高止まりや労働市場ひっ迫、家計支出急増を受け、来年半ばまでに中銀は再び利上げを実施する可能性がある。
日中対立が激化している。
日本政府は先週末に中国軍機が自衛隊機にレーダーを照射する事案が発生したと発表、危険な行為だと中国を非難した。これに対し中国側は日本の戦闘機が自国の航空訓練を妨害したと非難、直ちに誹謗中傷を止めるよう要求しており、両国の主張は異なる。
台湾問題を巡り日中対立が続く中、日本政府は米国に支持を強化するよう求めている。日本はトランプ米大統領が中国との貿易合意を優先しているため台湾問題に関して沈黙を守っていることに不満を抱いている。
上海株は1週間ぶり高値。中国東方紅衛星や航天時代電子技術、Beijing Navigation Control Tec、Chengdu M&S Electronics Technoなど防衛関連が大幅上昇している。北京万通新発展集団や華遠地産、上海臨港控股など不動産株の一角も上昇している。
香港株は下落、今週の米FOMCへの警戒感が高まっている。日中対立激化も懸念されている。
医療品や銀行、エネルギー関連が下落している。
バイドゥは4.7%高と3週間半ぶり高値、半導体部門の新規株式公開(IPO)を計画していると発表した。
執筆者 : MINKABU PRESS
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