ユーロドルは買い戻しが続く 上昇がさらに続く余地も=NY為替
きょうの為替市場はドル安が優勢とる中、ユーロドルは買い戻しが続いている。一時1.1675ドル付近まで上昇し、10月下旬以来の高値を更新。100日線を再び上回て来ており、チャートもダブルボトムを形成しそうな気配が出ている。
オプション取引の価格形成やポジション状況も、この上昇がさらに続く余地があることが示されているとの指摘が出ている。年末にかけたオプション取引は強気のセンチメントが2週間ぶりの高水準となっており、取引量も約2カ月ぶりの高水準へ上昇。
また、欧州ではエネルギー価格の軟化がユーロ圏の交易条件を押し上げ、ドル資産に対するユーロの為替ヘッジコストも低下。ストラテジストは「コスト低下によってヘッジ比率が僅かに上昇するだけでも相応のドル売りが発生する可能性がある」と試算している。その上で「今後数週間はショート勢の買い戻しに注意すべきだ」と指摘した。
EUR/USD 1.1664 EUR/JPY 180.99 EUR/GBP 0.8745
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。