【海外市場の注目ポイント】英秋季予算案など
日本時間午後9時半に英秋季予算案が発表される。与党労働党は昨年の総選挙で、所得税、国民保険料、付加価値税(VAT)の引き上げを行わないことを公約に掲げており、財政の立て直しについて不透明感がある。英秋季予算案の発表をきっかけに英財政不安が高まり、ポンドが売られる可能性がある。
また、日本時間午後10時半には9月の米耐久財受注速報値、同午後11時45分には11月の米シカゴ購買部協会景気指数も発表される。9月の米耐久財受注速報値は、総合の大方の予想が前月比0.5%増、輸送用機器を除いた大方の予想が同0.2%増となっており、前月比では総合が2カ月続けて増加、輸送用機器を除くと5カ月続けて増加すると見込まれ、11月の米シカゴ購買部協会景気指数は、大方の予想が43.6となっており、前月の43.8を下回り、2カ月ぶりに低下するとみられている。
さらに、日本時間27日午前4時には米地区連銀経済報告(ベージュブック)も発表される。今回発表される報告が12月9・10日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)の討議資料となる。
MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。