ドル買い・円売り継続 高市植田会談後はドル円さらに上昇か 片山発言の影響は限定的
ドル買い・円売り継続 高市植田会談後はドル円さらに上昇か 片山発言の影響は限定的
FRB高官らの相次ぐタカ派発言や強い米統計を受け米12月利下げ観測が後退している。財政悪化懸念で円は下落、日本長期金利は上昇している(債券価格下落)。GDP6期ぶりマイナス成長を受け日銀の利上げはさらに遠のくとの見方が強まっている。
本日15時半から高市首相と植田日銀総裁が会談する予定となっている。高市氏が利上げに消極的な姿勢を維持し、ドル円155円台という水準について何も言及しなかった場合、政府は円安を容認しているとして円売りがさらに加速する可能性がある。
先ほど片山財務相が「為替動向は一方的で急激、憂慮している。市場を常に注視している」とコメントした。発言を受け、円がやや買い戻されたものの値動きは限定的だった。
ドル買い・円売りでドル円は一時155.38円付近まで上昇、きのうの高値を上回った。ユーロ円は一時180円台に乗せた。日経平均は一時1000円安。
執筆者 : MINKABU PRESS
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