ドル、一定の支援材料も下落リスクは内包する可能性=NY為替
その後、ドル円は買い戻し出ており、154円台半ばまで戻している。リスク回避の雰囲気から利益確定売りが強まり、一時153.60円付近まで下落。ただ、米株式市場でIT・ハイテク株に買戻しが入り、ナスダックが大幅安からプラスに転じる中、ドル円も下げ渋ってい状況。
最新のFOMC委員の発言は追加利下げに慎重姿勢を示しており、来月の利下げに対する市場の期待は大幅に後退。現在は50%をやや下回る確率しか織り込まれていない。これに対してアナリストは、ドルや米国債利回りに一定の支援材料となる可能性があると述べた。
もっとも、投資家は依然として2026年にかけて追加利下げが行われると見ており、そのような中で、FRBの利下げに慎重なトーンにもかかわらず、相次ぐ経済指標発表で、ドルは下落リスクを内包する可能性があると指摘。ただ、それは今後発表される経済指標の強弱の程度で決まるとも分析している。
USD/JPY 154.54 EUR/USD 1.1620 GBP/USD 1.3161
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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