ドル円、一時153円台に下落 リスク回避もあり次第に上値に慎重に=NY為替序盤
きょうの為替市場、NY時間にかけてドル安が優勢となっており、ドル円は一時153円台に下落。前日や前々日の動きで155円台の上値抵抗が強いことが確認され、市場にリスク回避の雰囲気が流れている中、ドル円もロングポジションの調整が出ている。しかし、円キャリー取引からの上値期待は根強く、下値では押し目を拾う動きも見られる状況。
市場では、米政府機関は再開したものの、これまでの閉鎖に伴う経済的影響や、FRBの利下げ期待の後退、そしてAI関連株の高バリュエーションへの懸念などにスポットがあたっている。そのような中、ドル自体の上値が重くなっており、ドル円も上値追いを一服させているようだ。
また、テクニカル的にドル円を155円台に押し上げたのはやや行き過ぎに見えるとの指摘も出ており、一時的な調整が起こってもおかしくはないとの見方も出ている。
日本時間0時のNYカットでのオプションの期日到来は現行付近には観測されていない。
14日(金)
現行付近にはなし
17日(月)
155.00(10.6億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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