【本日の見通し】ドル円は上昇傾向継続か
【本日の見通し】ドル円は上昇傾向継続か
先週末のドル円は注目された米消費者物価指数(CPI)が予想を下回る伸びに留まったことで152円90銭台から152円30銭前後まで売りが出た。その後下げ分を解消。いったん調整が入ったことで、ドル高円安が進みやすい地合い。今週の米FOMCでの利下げ見通しは先週末の米CPIを受けても変わらず。12月のFOMCでの利下げ見通しも継続しており、そうした利下げ見通しの中でもドル高円安基調となっており、地合いの強さが意識される。
今週は週の半ばから米FOMC、日銀金融政策決定会合、ECB理事会が予定されており、週前半は動きにくさもある。ドル円の流れは上方向も、動きは慎重なものとなりそう。
ユーロ円はドル円の上昇もあってじりじりとした上昇を続けている。今朝は178円台を付けるなど、さらなる上昇傾向。流れはまだ上方向。ECB理事会は据え置き見通しで波乱要素が少ない。ただ、週後半のイベントを前にドル円の調整が入る場合は要注意。
ポンド円は203円台後半推移。ドル円の上昇が続くと205円をトライする流れもありそう。こちらもユーロ円同様にドル円の調整には注意も、流れは上方向。
ユーロドルは1.16台前半推移、先週何度か1.15台を付けたが、金曜日の安値は1.1601までにとどまっており、下値しっかり感が出ている。もっとも上値も重く上下ともに動きにくい展開。
ポンドドルは先週末1.33を割り込む場面が見られた。当面の金利据え置きが見込まれるユーロと違い、年内利下げの期待が広がるポンドは売りが出やすい地合い。戻りでは売りが出る展開が続きそう。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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