アジア株は上昇、米中緊張緩和 韓国豪州台湾は最高値 上海株上値重い、大規模支援策期待できず
アジア株は上昇、米中緊張緩和 韓国豪州台湾は最高値 上海株上値重い、大規模支援策期待できず
東京時間11:13現在
香港ハンセン指数 26254.50(+395.67 +1.53%)
中国上海総合指数 3884.38(+20.67 +0.51%)
台湾加権指数 27936.65(+248.02 +0.90%)
韓国総合株価指数 3877.91(+63.22 +1.66%)
豪ASX200指数 9085.00(+53.08 +0.59%)
アジア株は総じて上昇、米中緊張緩和を受け市場に安堵感が広がっている。
トランプ米大統領は11月1日までに合意が成立しなければ中国に対し関税を引き上げると警告するものの、大幅関税引き上げは持続不可能だとしている。ベッセント米財務長官は今週行われる米中貿易協議で首脳会談の準備を進める。
香港株は大幅続伸、10日以来の高値をつけている。金融や素材、ハイテク、自動車など幅広い銘柄が上昇している。
韓国株は史上最高値をつけている、米韓貿易交渉進展が引き続き好感されている。台湾株も最高値。
上海株は続伸も上値は重い。中国の第3四半期GDPが5%を下回り約1年ぶり低水準となったものの、当局は今年の成長目標は達成可能だと自信を示していることから大規模な景気支援策は期待できないか。開催中の4中総会では経済、雇用、企業、市場を支えるため多角的な取り組みを実施する予定だが、景気下支えに不十分な内容となれば失望売りに押される可能性。
豪州株は続伸し最高値を更新。アルコアやエボリューション・マイニング、レジス・リソーシズ、ピルバラ・ミネラルズ、イムデックス、サウス32、カプリコーン・メタルズなど素材関連が大幅高となっている。
米豪首脳は重要鉱物とレアアースへのアクセス拡大に向けた合意書に署名した。協力して生産能力を高め米国は中国のレアアース依存度低減を図る。トランプ米大統領は、1年後には非常に重要な鉱物やレアアースが大量に存在し、どう扱えばいいのか分からなくなるだろうと語った。

執筆者 : MINKABU PRESS
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