続落、産油国会合控えて5月以来の安値を更新=NY原油概況
NY原油先物11月限(WTI)(終値)
1バレル=60.48(-1.30 -2.10%)
石油輸出国機構(OPEC)プラスの主要8カ国のオンライン会合を5日に控えて売りが続いた。主要産油国は日量166万バレル規模の自主減産の解消に着手しており、10月は生産枠を日量13万7000バレル引き上げることで合意しているものの、11月の生産枠が大幅に拡大される可能性が高いことが重し。報道によると日量50万バレル規模の生産枠拡大も選択肢にあるようで、供給過剰懸念が強まっている。
時間外取引で11月限は62.54ドルまで強含んだが、上振れは一時的。値動きは重く、通常取引開始を控えてマイナス圏で推移した。通常取引開始後は売りが強まり、60.40ドルまで下げ幅を拡大。中心限月として5月30日以来の安値を更新した。
MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。