米10年債利回り低下 ADP雇用統計が予想外の減少=NY債券概況
米国債利回り(NY時間16:26)(日本時間05:26)
米2年債 3.537(-0.072)
米10年債 4.098(-0.052)
米30年債 4.708(-0.024)
期待インフレ率 2.350(-0.021)
※期待インフレ率は10年債で算出
きょうのNY債券市場で米10年債利回りは低下。米政府機関が閉鎖された中、この日発表のADP雇用統計で雇用者数が予想外の減少となり、前回分も減少に下方修正されたことで利下げ期待が再び強まった。金曜日の米雇用統計の発表が延期される見通しの中、いつも以上に注目されていた指標ではあった。
米最高裁がクックFRB理事の即時解任を認めるよう求めていたトランプ大統領の要求を退けたとのニュースが流れ、利回りも下げ幅を縮小したものの、マイナス圏での推移が続いた。FRBへの影響力拡大を狙っているトランプ大統領にとっては打撃となる。
2-10年債の利回り格差は+54(前営業日:+52)に拡大。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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