【本日の見通し】米国休場、今週は週末に雇用統計、週明けは落ち着いた動きか
【本日の見通し】米国休場、今週は週末に雇用統計、週明けは落ち着いた動きか
1日の市場、米国がレイバーデーの祝日で休場となっており、取引参加者が少ない中での動きとなる。今週は明日米ISM製造業、3日に米雇用動態調査(JOLTS)求人件数、4日にADP雇用者数、ISM非製造業、5日に米雇用統計と、明日以降は材料が目白押し。特に米雇用統計は前回の発表が衝撃的なものとなったこともあり、注目度が相当高い。
こうした状況もあり、週明け1日の市場は様子見ムードが広がる展開が見込まれる。ドル円は147円00銭を挟んでのレンジ取引となりそう。明日以降、米国勢復帰後は週末の米雇用統計をにらんで神経質な動きか。前回は予想を下回る雇用者数の伸びに加え、5月、6月分の数字が大幅に下方修正された。今回は前回並みの伸びが見込まれており、厳しい雇用情勢を意識させる展開となりそう。もっとも、前回の弱い数字は季節調整などに絡んだ特殊要因の部分もあるとみられており、過去値の上方修正を含む強めの数字となる可能性がないわけではない。発表までは関連指標動向をにらみつつ神経質な動きが続きそう。
ユーロドルは先週末1.1700超えを付ける場面が見られた。ややしっかりの動きも、ドル円同様に米雇用統計などをにらんで動きは限定的か。1.16台後半を中心としたレンジ取引が見込まれる。
ユーロ円は対ドルでのユーロのしっかりした動きもあって、172円台を一時付けた。最も積極的にここから上値を追う材料に欠け、やや様子見となりそう。
ポンドドルは先週末いったん売りが出た後反発。やや堅調な動きとなっている。この後は1.3500前後がどこまでしっかりとなるか。1.34台後半をあっさりつけると、1.3450-1.3550レンジが中心としたレンジ取引となりそう。
ポンド円はロンドン市場午前のポンド売りに197円台を一時付けたが反発。この後ドル円が堅調な動きを見せると、上方向の動きを期待。ただ、大きな動きにはならず。他の通貨ペア同様にレンジ取引が基本か。
MINKABUPRESS 山岡

執筆者 : MINKABU PRESS
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