アジア株 中国カンブリコン急落、1カ月で134%急騰 ファンダメンタルズから乖離するリスク
アジア株 中国カンブリコン急落、1カ月で134%急騰 ファンダメンタルズから乖離するリスク
東京時間14:03現在
香港ハンセン指数 25179.36(+180.54 +0.72%)
中国上海総合指数 3849.76(+6.17 +0.16%)
台湾加権指数 24349.91(+113.46 +0.47%)
韓国総合株価指数 3192.36(-3.96 -0.12%)
豪ASX200指数 8968.70(-11.27 -0.13%)
インドSENSEX30種 80069.38(-11.19 -0.01%)
アジア株はまちまち。
ウォラーFRB理事は9月に25bpを上回る大幅な利下げは必要ないとしつつも、米雇用統計次第では利下げ規模を巡り見方が変わるかもしれないとしており、来週5日の米雇用統計への警戒感が高まっている。
上海株は続伸、米ゴールドマンサックスがCSI300指数の株価目標を引き上げたことが材料視されている。ただ、上値は重い。カンブリコン急落を受け半導体関連が総じて下落している。
中国AI半導体設計大手カンブリコンが5.6%下落。株価が同社のファンダメンタルズから乖離するリスクがあり、投資家は大きなリスクに直面する可能性があると警告。カンブリコンは新製品を発表する予定はない、最近ネット上で出回っている新製品に関する情報は虚偽だと声明を発表した。
エヌビディア「H20」生産停止要請や中国政府の国産半導体の利用推奨を受け、中国半導体銘柄は連日大幅上昇していた。中でも中国版エヌビディアと呼ばれているカンブリコンは上期決算で過去最高益をつけ、株価は上場来高値を更新している。株価は7月28日以来134%急騰している。
香港株は0.72%高。エネルギーや医療品、消費者サービス関連が上昇している。一方でカンブリコン急落や美団決算が嫌気されており、SMICやレノボ、シャオミ、比亜迪電子、快手科技などハイテク関連は下落している。
美団は0.2%高、悲惨な決算を受け序盤に約1年ぶり安値をつけたあとは買い戻されておりプラス圏に転じている。美団の第2四半期決算の純利益は前年同期比97%減少、価格競争激化により第3四半期に赤字転落の可能性がある。シティやモルガンスタンレー、JPモルガンは美団の投資判断・目標株価を引き下げた。
今週末は上海協力機構(SCO)首脳会議が開催され、中国習近平国家主席が演説を行うほか、中露・中印・印露首脳会談が予定されている。トランプ米大統領による関税政策や圧力により、中印露は関係を強化する方針だ。来週3日には中国「抗日戦争勝利80年」軍事パレードが開催、最新兵器を披露する。パレードにはプーチン大統領や金正恩総書記、イラン大統領も出席する見通し。

執筆者 : MINKABU PRESS
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