東京株式(前引け)=続伸、米ハイテク株高に追随し3万9000円台回復
26日前引けの日経平均株価は前営業日比407円78銭高の3万9349円85銭と大幅続伸。前場のプライム市場の売買高概算は7億8589万株、売買代金概算は2兆2311億円。値上がり銘柄数は1065、対して値下がり銘柄数は497、変わらずは66銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は朝方から買い優勢で始まり、日経平均が寄り付きに3万9000円台を回復した後も次第高の展開となった。一時450円以上水準を切り上げ3万9400円台に乗せる場面があった。前日の欧州株市場は総じて軟調だったが、米国株市場がハイテク株中心に強さを発揮したことを受け市場センチメントが強気に傾いた。エヌビディア<NVDA>が最高値に買われたことを受け、東京市場でも半導体関連が全体相場を牽引している。ただ、一部の日経平均寄与度の高い値がさ株が指数押し上げ効果をもたらしており、TOPIXの上昇率は0.2%台にとどまるなど日経平均とはパフォーマンスにカイ離がみられた。
個別では売買代金首位となっているレーザーテック<6920>が上値指向を継続しているほか、ディスコ<6146>、アドバンテスト<6857>、フジクラ<5803>など半導体やデータセンター関連株への物色意欲が活発。ソフトバンクグループ<9984>も活況高。三菱重工業<7011>も上昇した。ファーストリテイリング<9983>が大きく水準を切り上げ、キーエンス<6861>も値を上げた。武蔵精密工業<7220>が値上がり率トップに買われ、荏原<6361>、サイボウズ<4776>も値を飛ばした。半面、ルネサスエレクトロニクス<6723>が大幅安となったほか、HOYA<7741>も軟調、日立製作所<6501>も冴えない。リズム<7769>が大幅続落。ヤクルト本社<2267>も下値を探った。
出所:MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS
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