アジア株 香港と上海は下落、トランプ氏は高圧的な態度取る 中国はしれっと一部関税を撤回
アジア株 香港と上海は下落、トランプ氏は高圧的な態度取る 中国はしれっと一部関税を撤回
東京時間11:06現在
香港ハンセン指数 21887.22(-93.52 -0.43%)
中国上海総合指数 3284.03(-11.03 -0.33%)
台湾加権指数 20057.64(+184.91 +0.93%)
韓国総合株価指数 2552.73(+6.43 +0.25%)
豪ASX200指数 8028.30(+60.07 +0.75%)
アジア株はまちまち。香港株は反落、上海株は続落。米中貿易摩擦が重石。
トランプ米大統領は中国に対し高圧的な態度を取っている。先週末に中国が「実質的な何か」を提供しない限り関税を引き下げるつもりはないと発言した。ベッセント米財務長官はトランプ氏が習氏と話したかどうかは知らないとコメントしている。中国は米国製の一部半導体に対する報復関税をひっそりと撤回しているもよう。米中は表面上ではメンツをかけ強硬姿勢を維持しているが、水面下では話し合いが進められているとの声も聞かれる。
日本時間11時から中国国家発展改革委員会(発改委)と商務省、人民銀行が記者会見を開いている。雇用の安定、安定した成長確保、質の高い発展促進に対するさらなる政策について説明する予定となっており、警戒感が高まっている。支援策の内容が弱ければ失望売りが広がる恐れがある。
香港市場では不動産や自動車、医療品、生活必需品の一角が下落している。上海市場では不動産株が総じて下落している。豪州株は3月6日以来の高値をつけている。ハイテクや医療品関連が軒並み上昇。

執筆者 : MINKABU PRESS
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